さて、ここでは実際に株を売買する際の注文方法について見ていきましょう。
株の注文方法として主なものには「指値(さしね)注文」と「成り行き注文」の2つがあり、オンラインで取引を行なう場合には、画面上に銘柄と値段を入力した時にどちらの注文方法で出すかを選択できるようになっています。
「指値注文」というのは、株を売買する際に「値段を指定して注文を出す方法」をいいます。
メリットとしては、自分の希望する値段で売買できるため、最安値の状態で株を買ったり、反対に最高値の状態で株を売ったりすることが可能な点にあります。
ただし、この「指値注文」は早い者勝ち的なところがあるのも事実です。
あまりにも安すぎる値段で指値買い注文を出したり、高すぎる値段で指値売り注文を出したりすると、いつまで経っても売買が成立せず、結果として絶好のタイミングを逃してしまった……なんていうことにもなりかねません。
ここぞ!というタイミングで的確な注文を出せるよう、日ごろから市場の動きには敏感になっておく必要がありますね。
2つ目の「成り行き注文」というのは「特に値段は指定せず、自分が売買したいタイミングで注文を出す方法」をいいます。
メリットとしては、注文を出すとすぐに売買が成立するため、自分がどうしても欲しい!と思っている銘柄が確実に手に入れることができるという点です。
「成り行き注文」だと、なぜすぐに売買が成立するのでしょうか?
答えは簡単です。
例えばフリーマーケットやネットオークションなどでは「○○円以上じゃないと売りません!」「○○以下にならないと買いません!」という頑固な参加者よりも「安値で良いから売ります」「高くても構わないから買わせてください!」という柔軟な姿勢の参加者のほうが、相手にとっては当然ウケが良いですよね?
株の取引でも、同じことがいえるのです。
多少値段が高かったとしても、その後十分に価値が伸びてくる(=価格が上がる)株であれば「成り行き注文」でとにかく手に入れておくという作戦に出たほうがベストであるといえます。